①: 橋梁用 TSステンレス排水桝 TSDR
製作/ご提案例


橋梁の排水桝(橋梁用排水桝)とは、橋の路面に降った雨水を集め、排水管へと導くための設備です。車道や歩道、生活道路の橋梁、歩道橋などに設置され、橋面排水の重要な役割を担っています。その目的は単なる雨水の排除だけでなく、「安全な通行環境の確保」と「橋梁の耐久性向上」にあります。

1. 路面の滞水防止と安全な通行環境の確保

路面に降った雨水を速やかに排除することで、水たまりや冠水を抑制します。自動車や自転車のスリップ、歩行者の転倒などのリスクを軽減するとともに、歩道や生活道路では水跳ねや足元の滞水を防ぎ、雨天時でも安全で快適な通行環境を支えます。

2. 床版の劣化防止と橋梁の長寿命化

橋面に雨水が滞留すると、舗装の損傷や床版への水の浸入など、橋梁の劣化につながる場合があります。排水桝は排水管と連携して雨水を適切に排除し、コンクリートの劣化や鉄筋の腐食につながる要因を軽減することで、橋梁の長寿命化に貢献します。

3. 橋梁の構造や維持管理に適した排水桝の選定

橋梁用排水桝は、必要な排水能力に加え、舗装厚や床版厚、橋桁との干渉、通行荷重、維持管理のしやすさなどを考慮した設計が重要です。特に歩道橋や小規模な橋梁、既設橋梁の補修工事では、限られた設置スペースや構造上の制約に対応した形状・寸法の選定が求められます。


当社の「TSステンレス排水桝」は、耐食性に優れたステンレス(SUS304)を使用し、板金加工によって現場ごとの多様な形状・寸法に柔軟に対応します。歩道橋や生活道路の橋梁をはじめ、新設・補修を問わず、1基からの個別製作や作図・設計協力を行い、それぞれの橋梁条件に適した製品をご提案いたします。


橋梁用TSステンレス排水桝の特徴


一基から現場に合わせた形状で
製作可能

「切る」+「曲げる」+「溶接する」板金加工による製作は多品種少量や一品ものの製作に向いた加工法です。排水桝に多く用いられる鋳物やFRPと異なり型が不要で枠部分、パイプ箇所とも現場毎に合わせた形状、サイズの自由度も高く、現場毎に条件が異なることの多い補修工事に対し特に便利です。
個別の現場毎へ作図をご提案含め行っています。多くのお客様に作図サービスをご利用頂いております。

1. ステンレス(SUS304)鋼材を使用

耐食性・耐候性・耐寒性・耐熱性に優れたステンレスSUS304を使用しています。

2. 板金加工による多品種・少量・一品製品対応

板金成形で形状やサイズの自由度が高く、現場の条件や補修工事にも柔軟に対応可能。
複雑な形状のオーダーにも1基、1本からご対応いたします。

3. 個別作図サービスあり

現場毎に個別の作図提案を行っております。検討段階からでもお気軽にご相談ください。

橋梁用TSステンレス排水桝の仕様

TSステンレス排水桝の仕様一例
※下記図の場合の例になります。仕様変更はお気軽にご相談下さい

※絶縁対策のページはこちら

目皿の表面処理:2B仕上げ(適度な光沢の一般的な仕上げ)
※No.1仕上げ(光沢のない若干ザラついた仕上げ)も選択可能

  1. 特記なき材質はすべてSUS304
  2. SS400は溶融亜鉛メッキ仕上げ
  3. t=2.0未満のステンレス鋼材溶接部内外面に対し耐食性向上の措置を講じる ※溶接はTIG溶接

比較表例

654mm×400mm 各製品の一般的な仕様の場合

TSステンレス排水桝 鋳鉄製排水桝 FRP排水桝
材質 ステンレス製排水桝本体(SUS304)
+ グレーチング(SS400+HDZT)
+ ボルト類(SUS304、耐電食加工ボルト)
+ EPDMシート
鋳鉄製排水桝本体(FC250+変性エポキシ塗装等)
+ グレーチング(SS400+HDZT)
+ ボルト類(SS400)
FRP製排水桝本体
+ グレーチング(SS400+HDZT)
+ ボルト類(SUS304)
重量 約15㎏(グレーチング含まず) 約52㎏(グレーチング含まず) 約15㎏(グレーチング含まず)
品質 材料はJIS G 4304,JIS G 4305に規定されミルシートによって確認できる。
溶接部にスケールが形成されると不動態皮膜が形成されず耐蝕性が低下するため溶接時、内外面へのシールド処理が必要である。(対策済)
FC250の材質証明書および変性エポキシ塗装等の証明書によって確認できる。 材料であるガラス繊維、樹脂は材料証明書によって確認できる。
FRPは複合材であるため、成型されたものでは品質の確認が困難である。その為、成型時に樹脂の種類、ガラス繊維の種類、原料の比率等を規定し管理することが重要である。
施工性 軽量であり、人力での移動が可能。
据付時も鋳物と比較し負担が軽減できる。
重量物の為、移動時にクレーン等の重機が必要。
据付時の負担も大きい。
軽量であり、人力での移動が可能。
据付時も鋳物と比較し負担が軽減できる。
耐久性 不動態被膜により保護され融雪剤等による腐食に強い。
(もらい錆等が発生した場合は除去することが、より好ましい)
錆こぶや腐食摩耗が発生しにくく長期に渡り安定している。
オーステナイト系ステンレス SUS304は極低温、極高温においても非常に安定している。
耐摩耗性に優れる。耐久性は高い。
防錆塗装により保護される。防錆塗装が劣化すると融雪剤等により腐食が進む恐れがある。寒冷地等においては、塩害に対し早期かつ定期的なメンテナンスが必要。
融雪剤等による錆は無く腐食に強い。(ポリエステル樹脂とガラス繊維の複合体で錆びることは無い)
紫外線・雨水等の影響により、樹脂が劣化し外面から減肉につながり成型時に対策を講じていない場合、強化繊維が露出に至りFRP外面が白色に変化することがある。
形状/長さ変更等への対応 型が不要な為、低コストで様々な形状に対応し製作可能。設計の自由度が高いことに加え、変更となった場合でも型不要で短納期で製作出来る。
(グレーチング製作に時間が掛かる場合は後日納品も可能)
定番外、型の無い形状の場合、コストが上昇し納期も必要となる。場合によっては製作困難な場合もある。 定番外、型の無い形状の場合、コストが上昇し納期も必要となる。場合によっては製作困難な場合もある。
イニシャルコスト
(型のある製品の場合)
100 (TSステンレス排水桝を100とする)
鋳物排水桝と比べると若干高い場合が多い。
(他製品で型が必要な場合、割安となる場合が多い)
80
型があるものは比較的安価に製造できる。
(別途型が必要な場合、割高になる場合有)
100
鋳物排水桝と比べると若干高い場合が多い。
(別途型が必要な場合、割高になる場合有)
まとめ 非常に軽量である。
ステンレス鋼SUS304は耐久性も高い。
特に紫外線に対してや低温、高温下においても非常に安定している。
溶接1点ものの為、型費不要。
実績も多く、最も一般的である。
型のあるものは比較的安価に製作可能。
環境によっては腐食の発生が懸念される。
非常に軽量である。
錆びる事が無く腐食に対しては非常に強い。異種金属接触による電位差の問題が無く、様々な管種との絶縁不要で相性が良い。

300mm×200mm 各製品の一般的な仕様の場合

TSステンレス排水桝 鋳鉄製排水桝
材質 ステンレス製排水桝本体(SUS304)
+目皿(SUS304)
鋳鉄製排水桝(FC250)
重量 約10㎏(比較で薄型・軽量となることが多い) 約17㎏
形状/長さ変更等への対応 型が不要で、低コストで様々な形状に対応し製作可能。
設計の自由度が高い。例えば同一の現場に対し1基ずつ形状やサイズを変更して提案も可能。
◎ 定番外・型の無い形状の場合、コストが上昇し納期も必要となる。
場合によっては製作困難な場合もある。
△
イニシャルコスト①
鋳物製に型が有る場合
100 (TSステンレス排水桝を100とする)
比較で若干高い場合が多い。
△ 80
型があるものは比較的安価に製造できる。
○
イニシャルコスト②
鋳物製に型が無い場合
100 (TSステンレス排水桝を100とする)
型費不要。
○ 80+120 (型費240とし2基の場合の型費1基分の例) =200
※型費が必要となる。
△
まとめ 補修設計段階で自由な形状での提案が可能な事に加え、実際の工事の際の現地調査などにより形状変更となった場合でも比較的短納期で作図・製作対応が可能。これらの点で補修工事には特に有用である。 ○
~
◎
新橋では定番形状で対応可能な場合が多いが、補修工事の場合は現場に応じた形状が必要な場合も多い。定番外となると型費を含めた価格が高価になる、納期が必要、製作が困難な場合がある。 △

製品・提案事例

橋梁用TSステンレス排水桝
TSDR-RCF 「ナオシマス」
土砂堆積を軽減するためロートプレートを排水桝枠内に設けました。 補修用 新小型排水桝になります。
橋梁用TSステンレス排水桝
TSDR-OPG 「ひらき桝」
工具不要でグレーチングの開閉が可能な、桝本体とグレーチング一体の排水桝です。
橋梁 排水桝
橋梁用TSステンレス排水桝
プレテンホロー(スラブ橋)向け
主にプレテンホロー(スラブ橋)へのご提案例になります。
→ 新設・補修問わず各種ご提案可能
※角管をご検討の際は先ずこちらをご覧下さい。

橋梁用TSステンレス排水装置 自動車道用のページへ
橋梁用TSステンレス排水桝
排水桝 グレーチング仕様
主に自動車道に用いられる比較的大型なタイプになります。 荷重の掛からない箇所は薄型にて製作し軽量、低コストを実現しています。
グレーチング仕様で異なった形状は ①-F. その他形状製作事例も合わせてご覧下さい。

橋梁用TSステンレス排水装置 歩道橋用 桝 樋のページへ
橋梁用TSステンレス排水桝
歩道橋用排水桝 排水樋
床版貫通管、貫通桝/嵩上げ用の桝、キャップ等の製作提案事例です。
サイズ、管径、目皿形状等、個別でご要望にお応えします。
橋梁用 TSステンレス排水装置 床版貫通 嵩上げ用のページへ
橋梁用TSステンレス排水桝
床版貫通 嵩上用
床版貫通管、貫通桝/嵩上げ用の桝、キャップ等の製作提案事例です。
サイズ、管径、目皿形状等、個別でご要望にお応えします。
橋梁用 TSステンレス排水装置 桝 横引 補修例のページへ
橋梁用 TSステンレス排水桝
活用事例
主に補修工事において現場状況に合わせ様々な形状の排水装置を製作した例になります。
橋梁用TSステンレス排水桝 その他製作例のページへ
橋梁用TSステンレス排水桝
その他製作例
現場状況に応じ、様々な形状で製作しています。作図含めお気軽にご相談下さい。
また設置後の写真もご覧いただけます。
橋梁用TSステンレス排水桝 補修参考図 オプションのページへ
橋梁用TSステンレス排水桝
設置例 オプション
補修図参考例と排水桝にご利用できる他社製品の紹介です。

トーカイスパイラルの納入実績

日本全国で
3,000件以上の
納入実績

発注者区分別

全国国土
交通省
県市町村その他
実績数3,1426082429105
※排水桝、排水管を含むTSステンレス排水装置全般の実績件数になります。

排水桝の主な納入実績

○新設 グレーチング排水桝

発注者/自治体:新潟県 柏崎地域振興局

○新設 グレーチング排水桝

発注者/自治体:兵庫県 但馬県民局

○補修 目皿(ナオシマス)排水桝

発注者/自治体:松江市

○補修 横断歩道橋へ目皿排水桝(丸/角)

発注者/自治体:泉南郡熊取町

○補修 グレーチング排水桝

発注者/自治体:田原市

○補修 地覆横引

発注者/自治体:福島市

○新設 グレーチング排水桝

発注者/自治体:長岡市

排水桝の事例写真

標準タイプ(グレーチング仕様)

輪荷重に対応した、最もスタンダードな車道用排水桝になります。新設・補修の両方に対応した製品になります。

特殊タイプ(グレーチング仕様)

設置状況に合わせた形状の排水桝になります。形状以外にも、ニーズにより維持管理性や耐久性向上への配慮可能な製品になります。

標準タイプ(目皿仕様)横断歩道橋

群衆荷重に対応した、最もスタンダードな歩道用排水桝になります。新設・補修の両方に対応した製品になります。排水桝形状は、四角型・丸型の両方に対応した製品になります。

特殊タイプ(目皿仕様)

設置可能な排水桝の高さに制約を受ける場合に適用可能な製品になります。

特殊タイプ(目皿仕様)

設置状況に合わせた形状の排水桝になります。形状以外にも、ニーズにより維持管理性や耐久性向上への配慮可能な製品になります。

地覆横引(貫通)標準タイプ

地覆貫通管設置による排水桝になります。四角型・丸型の両方に対応した製品になります。

地覆貫通特殊タイプ

地覆貫通管設置+維持管理用の掃除蓋やグレーチングを組み合わせた製品になります。

床版貫通タイプ

床版貫通管設置による排水桝になります。四角型・丸型の両方に対応した製品になります。

よくある質問

サンプル図面はありますか?

こちらhttps://tospa.jp/ts/cad-pdf/をご覧ください。ご希望のものが無い場合はお問い合わせください。

作図の依頼は可能ですか?

可能です。お問い合わせください。

既製品、実例に無い製品の対応は可能ですか?

1点から提案・作図・製作対応します。先ずはお問い合わせください。

価格表はありませんか?

価格表はございませんが、当社品であればお見積り即対応いたします。お申し付けください。

輪荷重に対応していますか?

輪荷重対応のグレーチング仕様でご提案します。(一部、ステンレス目皿でも対応製品有り)
お問い合わせの際に輪荷重対応必要な旨をお伝えください。

異種金属接触がある場合はどうしていますか?

状況別に排水桝と合わせご提案します。
一例としてhttps://tospa.jp/ts/pipe_dr/sus/#-B2をご覧ください。

製作期間はどの程度かかりますか?

製品・量によりますが概ね1~1.5ヶ月程度です。
お急ぎの場合は別途ご相談ください。出来る限りご要望にお応えします。

ステンレスの特徴は?

こちらをご覧ください。https://tospa.jp/ts/pipe_dr/sus/

他製品との比較表はありませんか?

※近い将来追加予定ですので、追加完了後掲載いたします。

新設・補修に対応可能ですか?

可能です。現場状況に応じ形状や固定方法等、適した形状をご提案します。

車道・歩道に対応可能ですか?

可能です。
ホームページに記載しておりますが、個別でそれぞれの状況を伺いご提案します。

実績表はありますか?

こちらをご覧ください。
https://tospa.jp/ts/pipe_dr/about/#-A4_TS 工事名等含んだ詳細の実績表はお問い合わせください。

ステンレス製品の塗装は可能ですか?

可能です。ただし当社では塗装は行っておりません。
外注およびご紹介となります。https://tospa.jp/ts/pipe_dr/suggestion/#i-10

ステンレス排水管の製品規格はありますか?

特徴・仕様等はこちらをご覧ください。 https://tospa.jp/ts/pipe_dr/about/#-A2

お問い合わせの流れ

まずはお電話またはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

ご要望をヒアリングさせていただき、ご希望の図面を作図いたします。先ずはご提案・比較表の作成も可能です。

ご提出いただいた図面に基づきお見積もりを作成いたします。

完成したCAD図面・お見積りをお送りいたします。ご確認いただき、修正等あればご指示ください。