①-A:（主に）RC床版 補修工事向け
TSDR-RCF「ナオシマス」

鉄筋を傷めず設置しやすい底面フラットな形状ながら、土砂堆積を軽減できるようロート部を設ける等の工夫を施した小型の排水桝です。

※CAD図(3D-CAD)、PDFはこちらをご覧下さい。

下記バナーより該当「ナオシマス（TSDR-RCF）」の現場写真をご覧いただけます。

①-A.TSDR-RCF「ナオシマス」概要

土砂堆積を軽減 補修用 新小型排水桝

橋梁補修工事にて排水桝を交換、新規で設置の際は床版/鉄筋を傷めないよう床版コンクリートを斫らない為、底面をフラットとしロート無しの仕様が殆どです。その為、土砂等が堆積しやすくなり詰まりやすくなります。また桝内に引き込まれた床版防水層上の排水を行うスパイラルドレーン（導水管）への土砂の堆積を軽減する機能も有しており従来製品の弱点を補う機能を持った新しい排水桝です。
目皿仕様ながら輪荷重(T-25)に配慮した製品もラインナップに加え、より広範囲での提案が可能になりました。

①ロート部の設置
排水桝枠内に傾斜を付けたプレートを溶接一体としロート機能とし土砂堆積を軽減。
ロートが枠下にある構造と異なり、ロートを収める為の床版コンクリートの斫りが不要となり、
床版・鉄筋を傷めることがありません。

②導水管カバー/兼 強度用リブ
床版防水上の排水に欠かせない導水管（スパイラルドレーン）。舗装から排水桝内に引き込まれると桝内に流れ込む土砂により詰まりが発生し雑草が生えたりすることがあります。
「ナオシマス」ではプレート立ち上げ＋目皿で導水管を覆う構造とし土砂詰まりを軽減。またこのプレートは全体の強度向上にも寄与します。

③座ぐり仕様、その他
ボルトの頭が目皿天端より下にくることでボルトが傷むことを軽減します。もちろんオールステンレス構造でさびコブの発生を抑え耐食性に優れます。

比較：断面イメージ

補修工事の場合、鉄筋へ接触せぬよう床版斫りを避け設置する為、底面をフラットとすることが多い。
その為、勾配が無く土砂等の堆積が発生しやすくなります。そこで桝本体の箱内にロートプレートを設置し勾配を設けました。

部材機能について

水色：ロートプレート
赤色：スパイラルドレーン用保護壁 兼 補強リブ
緑色（斜線）：スパイラルドレーン用目皿カバー箇所
ピンク色：補強リブ（車道向け仕様のみ）
黄色：座ぐり仕様

①-A1.TSDR-RCF 「ナオシマス」
T-25 車道向け仕様

①-A1-1. TSDR-RCF 「ナオシマス」T-25
車道向け仕様 ラインナップ

車道向け仕様について
・T-25に配慮した設計としています。
・上記の目皿、リブの数値、板厚等より計算しています。

サイズ、高さ、水抜孔等 ラインナップ

枠サイズ 250x150 　　排水管径　φ76.3

水抜孔数 2箇所 水抜孔数 3箇所
パイプ 中央 h=75(枠高）…② h=75(枠高）
h=45(枠高）…③ h=45(枠高）
パイプ 地覆寄せ h=75(枠高） h=75(枠高）
h=45(枠高） h=45(枠高）…①

・上記8種類の仕様となります。
・管長以外は変更不可となります。（計算書の適用が不可となる為）

○形状

① TSDR-RCF76E-H45-3(250x150)T25

② TSDR-RCF76C-H75-2(250x150)T25

③ TSDR-RCF76C-H45-2(250x150)T25

○製作例

TSDR-RCF②の写真

TSDR-RCF②の写真:下面より
底面がフラットで設置しやすい。

TSDR-RCF②の写真:目皿を外した状態
ロート形状を確認ください。

TSDR-RCF①の写真：本体と目皿
目皿の孔形状が異なります。

TSDR-RCF①の写真：目皿を外した状態
水抜き孔、ロート形状等を確認ください。

※その他形状含めCAD図(3D-CAD)、PDFはこちらをご覧下さい。

①-A1.TSDR-RCF 「ナオシマス」
その他仕様

①-A2-1. TSDR-RCF 「ナオシマス」
その他仕様 ラインナップ

○ラインナップ例

① TSDR-RCF76C-H75-2E(250x150)

② TSDR-RCF76E-H45-3E(250x150)

③ TSDR-RCF100x50C-H45-2C(250x150)

※その他形状含めCAD図(3D-CAD)、PDFはこちらをご覧下さい。

 

型番および製品名について

・TSDR-RCF　
→　Repair Clean Flow / RC床版[用排水桝]のFix（修理）の頭文字より。

・「ナオシマス」
→　直し（補修）用の排水桝　および 推し桝
補修工事の際、皆様に推して頂ける排水桝となるよう名前に込めました。